可児市で円形脱毛症の治療なら奥村皮フ科

ある日突然、髪の毛が円形や楕円形に抜けてしまう「円形脱毛症」。一つだけでなく、複数できたり、頭全体の髪が抜けたりすることもあり、大きな不安を感じる方も少なくありません。可児市今渡の奥村皮フ科では、皮膚科医が正確な診断を行い、患者様の症状と不安に寄り添いながら、根気強く治療に取り組みます。

可児市で円形脱毛症の治療なら奥村皮フ科

円形脱毛症の基本情報

円形脱毛症とは?

円形脱毛症は、何の兆候もなく、突然、類円形の脱毛斑が発生する病気です。一般的には10円玉くらいの大きさと考えられがちですが、頭部全体や眉毛、まつ毛、体毛など、全身に及ぶこともあります。

主な症状・初期症状

単発型 脱毛斑が1箇所だけできる、最も多いタイプ。
多発型 脱毛斑が2箇所以上にできるタイプ。
蛇行性 後頭部から側頭部の生え際にそって、帯状に脱毛するタイプ。
全頭型 頭全体の毛が抜けてしまうタイプ。
汎発型 髪だけでなく、眉毛、まつ毛、わき毛など、全身の毛が抜けてしまうタイプ。 脱毛部分の皮膚は、赤みや炎症などはなく、つるっとしているのが特徴です。かゆみや痛みといった自覚症状はほとんどありません。

原因・発症メカニズム

以前は「ストレスが原因」とよく言われていましたが、現在では自己免疫疾患であると考えられています。何らかのきっかけで免疫機能に異常が生じ、本来は体を守るはずのTリンパ球が、成長期の毛包(毛根を包む組織)を異物と間違えて攻撃してしまい、毛が抜けてしまうのです。 発症のきっかけとして、精神的・肉体的ストレス、感染症、疲労などが考えられますが、これらが直接の原因というわけではありません。また、アトピー性皮膚炎や甲状腺疾患などを合併しやすいことも知られています。

患者数・発症頻度

年齢や性別に関係なく発症し、生涯のうちに円形脱毛症を経験する人は、人口の1~2%と推定されています。

診断・検査について

診断の流れ・手順

可児市の奥村皮フ科では、まず問診で脱毛が始まった時期や範囲、既往歴、家族歴などを詳しくお伺いします。その後、視診で脱毛斑の状態を確認します。

必要な検査項目

円形脱毛症は他の脱毛症との鑑別や、合併症の確認が重要です。

血液検査 甲状腺疾患や膠原病などの自己免疫疾患が隠れていないか、既往と現在の症状を問診します。
皮膚生検(病理組織検査) 症状が非典型的で、他の脱毛症(男性型脱毛症、抜毛症、瘢痕性脱毛症など)との鑑別が難しい場合に行うことがあります。

当院の検査設備・技術

円形脱毛症の鑑別診断が困難な症例では、病理専門医・細胞診専門医である奥村優香院長が皮膚生検を行います。毛包周囲の炎症細胞などを顕微鏡で確認することで、確定診断に繋げます。

検査費用の目安

血液検査や皮膚生検は保険適用です。3割負担の場合、血液検査で3,000円~5,000円、皮膚生検で約5,000円~10,000円程度が目安です。

治療方法・治療選択肢

標準的な治療法

日本皮膚科学会のガイドラインでは、脱毛範囲や年齢に応じて、様々な治療法が推奨されています。

ステロイド外用薬 脱毛斑に塗ることで、毛包への免疫反応を抑えます。軽症の場合の第一選択です。
ステロイド局所注射 脱毛斑の皮内に直接ステロイドを注射し、より強く免疫反応を抑えます。成人の単発型・多発型に有効ですが、注射時の痛みや、皮膚がへこむ副作用のリスクがあります。
局所免疫療法(SADBE) 特殊な化学物質(かぶれを起こす物質)を脱毛斑に塗り、人工的に接触皮膚炎を起こさせることで、毛包への攻撃に向かっていた免疫反応の矛先をそらす治療法です。広範囲の脱毛に有効性が高いとされています。
内服薬 抗アレルギー薬や、血行を促進する薬を補助的に用いることがあります。
紫外線療法 脱毛部に紫外線を照射する治療法です。
JAK阻害薬(内服薬) 脱毛が広範囲な重症例に対して、近年保険適用となった新しい治療薬です。毛包を攻撃する指令を出す「サイトカイン」の働きをブロックする画期的な薬ですが、専門医による慎重な投与が必要です。

当院での治療アプローチ

可児市の奥村皮フ科では、ガイドラインに基づき、患者様の脱毛範囲、年齢、ご希望を考慮して治療法を選択します。

軽症例 まずはステロイド外用薬や血行促進薬から治療を開始します。
中等症例(成人) ステロイド局所注射を検討します。痛みに配慮しながら、丁寧に注射を行います。
重症例・難治例 局所免疫療法やJAK阻害薬による治療が適応となる場合は、実施可能な基幹病院(大学病院など)へ速やかにご紹介し、連携して治療を進めていきます。

治療期間・通院頻度

円形脱毛症の治療は、効果が出るまでに時間がかかり、数ヶ月から数年単位で根気強く続ける必要があります。通院頻度は、治療法にもよりますが、2週間~1ヶ月に1回程度が目安です。

治療費用・保険適用

円形脱毛症の診察、検査、治療(JAK阻害薬など一部を除く)は健康保険が適用されます。3割負担の場合、初診で2,000円~3,000円、再診で1,000円~2,000円程度(処方箋料含む)が目安です。ステロイド局所注射などの処置を行う場合は、別途費用がかかります。

よくあるご質問(FAQ)

Q.円形脱毛症は必ず治りますか?
A.脱毛斑が1つの単発型の場合、約80%は1年以内に自然に治癒すると言われています。しかし、多発型や全頭型など範囲が広いほど、治りにくくなる傾向があります。治療によって発毛を促すことは可能ですが、再発を繰り返すことも少なくありません。
Q.髪を洗ったり、ブラッシングしたりしても大丈夫ですか?
A.通常通りの洗髪やブラッシングは問題ありません。頭皮を清潔に保つことは大切です。ただし、頭皮を傷つけるほど強くこすったり、髪を強く引っ張ったりするのは避けましょう。
Q.ウィッグや帽子を使ってもいいですか?
A.もちろん大丈夫です。脱毛斑をカバーすることは、精神的なストレスを軽減する上で非常に重要です。蒸れにくい素材のものを選ぶと良いでしょう。

家族の方へのアドバイス

円形脱毛症は、特に女性や子どもにとって、見た目の変化からくる精神的ダメージが非常に大きい病気です。ご家族は、ご本人の不安な気持ちに寄り添い、最大の理解者となってあげてください。「気にしない方がいい」と安易に言うのではなく、つらい気持ちを受け止め、一緒に治療に取り組む姿勢が大切です。

日常生活での注意点

  • バランスの良い食事と十分な睡眠を心がけ、心身のストレスを溜めないようにしましょう。
  • 頭皮への過度な刺激(パーマやカラーリングなど)は、症状が落ち着くまでは避けた方が無難です。
  • アトピー性皮膚炎などの合併症がある場合は、そちらの治療もしっかりと行いましょう。

予防・早期発見のポイント

円形脱毛症を完全に予防することは難しいですが、発症の引き金となりうる過労やストレスを避ける生活を心がけることは必要です。脱毛に気づいたら、範囲が小さいうちに皮膚科を受診することが重要です。早期に治療を開始することで、脱毛範囲の拡大を防ぎ、発毛を早めることが期待できます。

関連情報・リンク

関連する疾患・症状

アトピー性皮膚炎、甲状腺疾患(橋本病、バセドウ病)、尋常性白斑、膠原病、男性型脱毛症(AGA)、抜毛症

参考となる医学情報サイト

突然の脱毛は、誰にとってもショックな出来事です。一人で悩まず、まずは専門家にご相談ください。可児市の奥村皮フ科が、あなたの髪と心の悩みに寄り添います。

奥村皮フ科

院長 奥村 優香(病理専門医・細胞診専門医)
電話番号 0574-63-5300
住所 〒509-0207 岐阜県可児市今渡1653-1

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